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【赤頬思春期】痛みも喜びも全て【Seoul】

4月20日(水)、赤頬ちゃんこと赤頬思春期(볼빨간사춘기/Bolbbalgan4/BOL4)が7thミニアルバム「Seoul」をリリースし、同名タイトル曲のMVが公開されました!

赤頬思春期
韓国名:볼빨간사춘기(ポルパルガンサチュンギ)
英語名:Bolbbalgan4/BOL4
メンバー:アン・ジヨン
所属事務所:SHOFAR MUSIC
レーベル
🇰🇷:kakaoM / 🇯🇵:KING RECORDS
ファンダム:LoBoly(러볼리/ロボリー)
🇰🇷
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🇯🇵
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音源リリースは前作のデジタルシングル「Butterfly Effect」から半年ぶりで、ミニアルバムという形態では2020年5月13日にリリースされた「사춘기집Ⅱ 꽃 본 나비(思春期集2 花を見た蝶)」(タイトル曲「나비와 고양이(Leo)」「품(Hug)」)以来2年ぶりということになります。

【赤頬思春期】変わりゆく中で生まれるもの【Butterfly Effect】

【赤頬思春期】悲しみのあとには、熱き抱擁を【Hug】

アルバムにはタイトル曲「Seoul」の他、「Love Story」「아름다운 건(美しいものは)」「In the mirror」「별(星)」の計5曲が収録されていて、全楽曲の作詞・作曲をアン・ジヨン、作曲・編曲は바닐라맨(バニラマン)といういつものコンビでございます。

「Seoul」は赤頬ちゃんらしい爽やかさのある楽曲ですが、この曲についてジヨンはこのような解説をしています。

今回のソウルが意味するソウルは、赤頬思春期のソウルだ。私たちのソウルは情熱が溢れていて、たくさん愛されて、一方では辛かった感情も多く含まれている。そのような感情が盛り込まれた赤頬思春期だけのソウルをお見せしたくて、このように名前をつけることになった。
ソウルは私にとってすごい夢の都市だった。20歳でソウルに上京して過ごしていたら、自然に音楽をする人々が周りに多くなった。それぞれ音楽を愛したその姿を思いながら書いた楽曲だ。そのソウルがどれほど美しいソウルなのかを、この曲を通じてお聴かせしたかった。

Kstyleより

「Seoul」というタイトルに加え、この解説を目にした事で、私はとある曲が頭を過りました。それはBTSのRMが2018年10月23日にリリースした2作目のミックステープ「mono.」のタイトル曲の1つ(もう1曲は「tokyo」)「Seoul prod. HONNE」です。

【RM (BTS) 】“愛”と“憎”の肯定で見えること【seoul prod. HONNE】

この曲は彼の生まれ育った街・ソウル(ソウル特別市 銅雀区 上道洞出身)を題材とした楽曲ですが、私は「I love you Seoul」「I hate you Seoul」という歌詞から「これは“愛”と“憎”が常に背中合わせにある自己、そして他者への寛容と肯定、“過去”と“現在”を繋ぐものであり、(終盤に繰り返される)『I’m leaving you』とはそれを持って未来へと進む事なのではないか」という考察をしました。
RMはこのリリースに先立つ9月に国連で行われたUNICEFのスピーチでこんな事も語っています。

昨日の私は何か間違いを犯したかもしれませんが、そんな昨日の私も、私であることに変わりはありません。今日の私は、そうした過去の欠点や誤りをすべて含め、私です。明日は、ほんの少しだけ賢くなっているかもしれませんが、それも私です。これらの欠点や失敗は、私自身であり、私の人生という星座を彩る、輝く星たちを作ってきたのです。私はいまようやく、過去の自分やこれからなりたい未来の自分、ありのままの自分を愛することができるようになりました。

赤頬ちゃんは2020年に長年のパートナーだったウ・ジユンが脱退して以降アン・ジヨン1人体制となり、「Seoul」に至るまで1枚のミニアルバムと2枚のシングル、そして企画アルバムとOSTにそれぞれ1曲づつ参加してきました。
しかし2020年のシングル「Filmlet」(タイトル曲「「Dancing Cartoon」」)リリース直後には不安症状が悪化した事により「Butterfly Effect」まで約1年の空白期間を設けています。
アン・ジヨンというアーティストがどんな人物なのかというのは「Butterfly Effect」の記事に“私から見たアン・ジヨン”という形で書いていますが、一言で言ってしまえば彼女は決して強い人間ではないという事です。
ジユン脱退後の彼女は、1人となった赤頬思春期としてやっていくために半ば前へ前へと自らを鼓舞するように突き進んでいたように思います。しかし1年の空白期間を経てカムバする前にアーティストとしての変化が訪れます。

この間、どうやって再び前に進もうかと考えていましたが、Vanilla Acousticのバニラマンのアドバイスで2つの選択肢を得ることができました。これからの目標値のために熱心に作業するか、結果と関係なく自分がやりたい音楽を長く続けるか。どちらもいいですが、私は少し疲れていたし、今はゆっくり休みながら良い音楽を長く作った方がより価値があると思いました。結果を完全に気にしないわけではないです。自然に受け入れる自信もないですが、私のためにそうしなければと思いました。

2021年9月14日:公式ファンコミュニティへの投稿より

ここから読み取れるのは、長い休養を取ったことによって今後どのようなスタンスで赤頬思春期として続けていくのが最適なのか答えを見出したという事です。
そして今回の「Seoul」は、ひたすら前に進む事だけ考えていた時期とは異なり、ようやく過去を振り返り向き合うところまで辿り着いたように思うのです。
その心情の変化が現れているように感じるのがティーザー写真にある彼女の笑顔です。

これは私の主観以外のなにものでもありませんが、左側に配置された彼女の笑顔はティーザー用に撮られたものというよりはオフショットをそのまま使ったように感じます。それほどリラックスした自然な笑顔に見えるのです。
RMとジヨンの“ソウル”は“同じ場所”ではありません。しかしそれぞれが“ソウル”に対して抱いているのは「痛みも喜びも全て詰まった場所」という事です。

赤頬思春期は5月14・15日に約3年ぶりとなるコンサート「Seoul」を開催予定です。不安症状を抱えていた彼女にとってオフラインコンサートを開催出来るまでになったという事は、こちらが考えている以上に大きな大きな変化だと言えるのではないでしょうか。

過去の痛みも喜びも全て受け入れた赤頬思春期は、今改めて再スタートを切ったのかもしれません。
最後に今回のミニアルバム「Seoul」のプレスリリースに掲載されたアルバム紹介文を締めの言葉とさせて頂きます。

小さなスケッチブックに描いたソウル
色を塗ってきれいに整えた後、右側の片隅に日付と名前を書いた。 その時は分かっただろうか。 ここでどれだけ多くの季節を通り越して生きていくのか。 初のソウル、誠信女子大学入口駅、恵化マロニエ公園、乗り換え駅の東大門歴史文化公園駅、弘大入口駅の8番出口。 最も多く乗った2号線と4号線。 人々がいくら多くても、発車時間が長くなっても、好きな歌を聞きながらイヤホンをしていればそれで済んだ。夢を描いていた時だったから。どこへ行っても楽しかった。多くの人々に会い、多くの人々がすれ違った。 色を塗る頃、私の音楽が大きな愛を受け、もしかしたら私の夢見ていたものが消えるのではないかと、よりきめ細かく様々な色で満たした。そうするうちに疲れてしまった。これが私の愛したソウルなのかと思った。これ以上何かを詰め込む自信がなかった。ずいぶん長い時間が過ぎた。時間が経って再び広げてみたソウルは、私が通り過ぎてきたすべての感情を残したまま、そこにいた。私はソウルの姿をもう一度整えようと思う。そしてはっきり日付と自分の名前を書いて人々に見せたい。この夢の都市がどれほど美しいところなのか。夢を見ている君たちに描かれるもう一つのソウル。Bolbbalgan4のソウル。

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