5月31日(火)、日本における次世代のヒップホップ/R&Bシーンを担うであろう期待の超有望株・$HOR1 WINBOY (ショウリ ウィンボーイ)が新曲「Miss U」をリリースしました!
$HOR1 WINBOY (ショウリ ウィンボーイ) |
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2000年1月26日 |
日本 🇯🇵 滋賀県彦根市 |
Instagram / Twitter / YouTube / TikTok |
当ブログでは過去に2度、$HOR1君がリリースした楽曲のレビュー記事をアップしています。
初回がYng&Rich Recordsに所属するラッパー・Yuzion(유시온/ユ・シオン)をフィーチャリングに迎えた「Rock Star」、そして2度目はヒップホップサバイバル番組・SHOW ME THE MONEYのスピンオフ・高等ラッパーにも出場した経験のあるHIGHLINE ENTERTAINMENT所属のラッパー・PLUMA(플루마/プルマ)も参加している彼のキャリア初となるフルアルバム「STAR」です。
当ブログはK-POPやK-HIPHOP、及びK-R&Bを中心に取り上げていることから、韓国人アーティストをフィーチャリングに迎えた彼の楽曲を紹介してきた訳ですが、「Miss U」も$HOR1君が3度目となる韓国人アーティストとのコラボ楽曲になっています。
そのお相手がこの方。
キム・ミジョン (yourbeagle) |
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キム・ミジョン(김미정) |
1998年12月15日 |
大韓民国 🇰🇷 |
154cm/AB型 |
所属クルー:Wayside Town |
MBTI:ISTJ |
Instagram / YouTube |
音源配信サイトなどの名義は「김미정(yourbeagle)」となっていますが、元々は高校時代に親しい友人が作ってくれたニックネーム「beagle」からInstagramのIDを作る際に「your」を加え、現在では、それを本名と繋げて使用しています。
彼女のデビューは2018年7月で、2021年5月4日付の記事で取り上げた時点でもシングルとミニアルバム、OSTまで含めると23枚もの音源をリリースしていた多作なアーティストです。
その後も韓国発のグローバル・カルチャー・メディアLink6が始めた音楽ブランド「KozyPop」が企画したプロジェクト「with KozyPop」から、3月半ばにコロナ禍以降Kポップアイドルとしては初めて来日を果たし、5月末まで連日のように公演を開催していた5人組ガールズグループ・SATURDAY(세러데이/セロデイ)でリーダーを努めるハヌルや、韓国シティポップ・シーンのアイコンYUKIKAとのコラボ曲を含めた8枚のシングルと1つのOST参加に加え、今年の3月にはキャリア初のフルアルバム「Volume up!」をリリースするなど、相変わらず精力的な活動を続けています。
そんな2人による「Miss U」は、ピアノをメインに据えたトラックに$HOR1君の大きな武器の一つとも言えるメロウな歌声と、透明感がありながらどこかアンニュイなキム・ミジョンの歌声が溶け合う事で、まるで月の綺麗な夜に静かな街を当てもなく歩いているような感覚にもなる抒情的な楽曲に仕上がっています。
歌詞には
I love you 前のように let me kiss you 抱きしめられたら… 何もかもが暗いよ “お互いの為に“ そんな言葉必要ないのに。 ずっと今も (先も) 気にしてるよ。 理由だけが 全てじゃない事くらい… Miss u まさか こんな終わり方無いよな… いつでも二人 当たり前だよな No 違うみたいだな |
とあるように離れていった恋人を想う内容ですが、冒頭の「言えない」というフレーズが「You and i」にも聞こえるのは、この曲を印象付ける歌い出しとして意図的にそうしているように感じました。また、キム・ミジョンは自らのパートを韓日英の3ヶ国語で歌っており、2人の歌唱を含めた全体的なグルーヴは、いわゆる“Jポップ”という枠に収まらない“国境を越えるボーダレスで良質なR&B楽曲”になっているように思います。
さて、$HOR1君は今回の「Miss U」を含めて3作連続で韓国人アーティストをフィーチャリングに迎えてきた訳ですが、こうなると期待してしまうのが、逆に彼が韓国人アーティストからフィーチャリングに迎えられる日もそう遠くないのではないかという事です。
韓国のヒップホップ、R&Bシーンというものはかなり広範囲な繋がりや関係性で様々なアーティスト同士がコラボすることが少なくありません。
例えば前述したキム・ミジョンのフルアルバム「Volume up!」には、$HOR1君の「STAR」収録曲「Message」にフィーチャリングしていたPLUMAが参加しています。そう考えるとキム・ミジョンのクルーメイトでもあるLeellamarzやHash Swan、或いは彼女とコラボしていたYUKIKAや、アイドルグループ・SATURDAYとのまさかのコラボなんていうのもあり得ない話ではないでしょう。
いずれにしても前回の「STAR」リリース時に実現した書面での質問における「これから挑戦したいこと、或いはどんな2022年にしたいか」という問いに彼はこのように答えています。
海外進出したいです。今年は大変なご時世ですが、日本から離れたいですね。いつまでたっても動かないと腐るだけなので。しっかり行動したいです! |
世界はもちろん、ここ日本でもまだまだコロナ禍は続いていますが、一方でSATURDAYを筆頭として続々とKポップアイドルが来日を果たしており、今後もその予定は増えていく一方です。
それはつまり逆もあり得る事を意味しています。
私は冒頭で「“日本における”次世代のヒップホップ/R&Bシーンを担うであろう期待の超有望株」と書きましたが、それは今の段階の事であり、遅かれ早かれ$HOR1君が日本国外で活躍する機会がやってくるでしょう。有望なアーティストが海外にも活動の場を広げるという事は今現在の日本の音楽シーンにとっては痛手となるかもしれませんが、中長期的な目線で考えた場合、どんどん出ていくべきだと私は考えています。
とはいえ実際にそうなると世界に羽ばたいていく喜びと同時に一抹の寂しさを覚えることもまた事実です。
今回の「Miss U」は説明するまでもないかと思いますが、「恋しい、会いたい、会いたくて寂しい」という意味です。しかし、その逆のことがなんと起こります。
$HOR1 WINBOY First One Man LIVE |
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日程:2022年6月25日(土) |
会場:SHIBUYA THE GAME(東京都東京都渋谷区宇田川町4-7) |
開場・開演: 17:30/18:00 |
チケット料金:¥4,400(税込) |
詳細:https://t.livepocket.jp/e/shor1winboy |
$HOR1君の1stワンマンライブが決定!
いずれ確実に海外でも活躍するアーティストをその目で見る絶好の機会です。なんなら将来、オリコンではなくMelOnなども含めた海外のチャートで「$HOR1 WINBOY」という名前を目にする時が来たら「1stワンマンライブに行ったんだぜ」という自慢も出来るのです。
Miss U?
Yes, Meet U.