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【Billlie】あくなき挑戦から導かれし素晴らしき世界【RING ma Bell】

昨年11月10日のデビューからまだ1年未満。

早くも独創的なスタイルと世界観で

確固たる地位を築きつつある彼女たちがカムバックしました!

Billlie
(빌리/ビリー)

シユン / スヒョン / ムン・スア / ハルナ
ツキ / ション / ハラム
所属事務所:MYSTIC STORY
レーベル:kakao ENTERTAINMENT
ファンダム:Belllie’ve(빌리브/ビリーブ)
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という事で8月31日(水)、Billlie(빌리/ビリー)が3rdミニアルバム「the Billage of perception: chapter two」をリリースし、タイトル曲「RING ma Bell (what a wonderful world)」のMVが公開されました!

今年の2月23日にリリースされた2ndミニアルバム「the collective soul and unconscious: chapter one」(タイトル曲「GingaMingaYo (the strange world)」)からは半年ぶりのカムバックということになります。

【Billlie】わかっちゃったこと【GingaMingaYo】

とはいえ、今回のカムバに先立つこと1ヶ月ちょっと前、Billlieの所属するMYSTIC STORYの代表プロデューサーであるユン・ジョンシンが新たに披露するプロジェクト「track by YOON」の第1弾アーティストとして、7月14日に「track by YOON: 팥빙수」をリリースしているので、プロジェクトものとはいえ活動スパンだけ見ればTWICEばりの鬼スケジュールです。

「track by YOON: 팥빙수」
プロジェクトアルバム

なおこの「track by YOON」は

MYSTIC STORY所属アーティストたちの既存の方向性とは異なるユン・ジョンシンプロデューサーだけの実験的解釈を込めたプロジェクトだ。ユン・ジョンシンプロデューサーは様々なアーティストとのコラボレーションを通じて70’s – 90’s代Twisted、Retroなど多様なジャンルの音楽を披露する予定で、アーティストたちには既存の枠を外れた音楽でリフレッシュを、リスナーにはアーティストたちの風変わりな魅力を発見することができるある楽しいピクニックのような旅をプレゼントする。

というプロジェクトで、「팥빙수」はユン・ジョンシンが2001年にリリースした9thフルアルバム「그늘 (日陰)」に収録されていた曲です。彼はこの曲について「僕にとって最も実験的な曲で、20年以上この季節になればずっと歌われてきた僕の夏の宝石だ。この宝石をBilllieにプレゼントしたかった。もしかしたら僕よりずっとよく合って、さらに輝かせてくれると思った」と語っていますが、これまでとは全く異なるスタイルであるにも関わらず、見事に自分達のスタイルへと昇華してしまうBilllieはやはり恐ろしいグループです。

なお、ユン・ジョンシンは「팥빙수」のMV出演だけでなく、7月15日に放送された「ユ・ヒヨルのスケッチブック」でSNOWY manに扮しBilllieとステージを共にしております。

「ユン・ジョンシン X Billlie – 팥빙수」
유희열의 스케치북 (ユ・ヒヨルのスケッチブック) 2022年7月15日放送

さて、Billlieはデビュー以降、「Who is Billlie?」という世界観をベースに、「the collective soul and unconscious」と前日譚3部作と謳われた「the collective soul and unconscious」という2つのラインを展開してきましたが、今回のアルバム「the Billage of perception: chapter two」はそのタイトルからもお分かりのとおり、デビューミニアルバム「the Billage of perception: chapter one」の続編にあたります。

とはいえティーザー動画においては2つのラインでそれぞれ異なる世界を描いている訳ではなく、そこにはやはり「Who is Billlie?」というテーマの元に物語が展開されており、今回も「the end of the world and the awakening」という約12分にも及ぶ長尺の動画が公開されています。

Billlie : the end of the world and the awakening

これまでのティーザー動画およびMVで提示されてきたものは「Who is Billlie?」にまつわる数多くの断片に過ぎませんでしたが、今回はついにその”Billlie”が登場しました。

「the end of the world and the awakening」 「RING ma Bell」MV

MVの最後でクレジットされている“BILLLIE LOVE”という名前は、既に「the Billage of perception: chapter one」のティーザー動画「Bi11lie chapter one」で子どもたちが訪れる家のネームプレートに「BILLLIE LOVE`S HOUSE」と書かれています。

「Bi11lie chapter one」

前回までに散りばめられた様々な断片の中から読み取れたのは、“Billlieというコが何かしらの理由でいなくなってしまったこと”と、“メンバーがBilllieに関する記憶を自ら封じ込めているように見える”という2つの事だけでしたが、「the end of the world and the awakening」でMVの舞台にもなっていた「세계학교 (世界学校)」を訪れた事により、ようやく“Billlieとは誰で、どんな存在だったのか”が明かされたのです。

「what is your B?」
「the end of the world and the awakening」 「RING ma Bell」MV
「the end of the world and the awakening」

MVではBILLLIE LOVEと成長したメンバーが出会うシーンで終わっているので、次回以降いよいよ物語の核心に迫っていくのだろうと予想されます。

「RING ma Bell」MV

さて、Billlieはデビューから「팥빙수」に至るまで、(アルバム収録曲を除いて)1つとして同じジャンルを披露した事がありません。それは「RING ma Bell」も同様で、この曲は少なくとも私が知っている範囲ではKポップアイドル初となるハードロックジャンルに挑戦しています。しかも“ハードロックをベースとした曲”ではなく、ストレートなハードロックでありながら、ダンスパフォーマンスまで見てもしっかり“Billlieというアイドルグループの曲”になっているのです。

[BE ORIGINAL] Billlie : RING ma Bell

この振り幅を見ると、もはや彼女たちに出来ないジャンルはないのではないかとすら思わせてくれますが、彼女たちの面白さは音楽的な面だけでなく、作り込まれた世界観とそれを形成する様々なリファレンス元、そしてガジェットまで多岐に渡ります。

例えば「the end of the world and the awakening」「RING ma Bell MV」、そしてティーザー画像でも見る事の出来る「Vocatus Atque Non Vocatus, Deus Aderit. (呼ばれても呼ばれなくても神はいる)」という文言は心理学者であり精神分析学者でもあるユングの言葉で、MVでは映画「BACK TO THE FUTURE」のオマージュや、出てくるモンスターの名前が映画「遊星からの物体X」の原題「The Thing」だったりします。

「Vocatus Atque Non Vocatus, Deus Aderit」
(呼ばれても呼ばれなくても神はいる)
「BACK TO THE FUTURE」オマージュ The Thing(「遊星からの物体X」原題)

そして「snowy night」での「SNOWY man」、「GingaMingaYo (the strange world)」での「dreamvader」に続き、今回も「NOVEMBER」というキャラが登場します。ただしBILLLIE LOVEの被っているお面が黒猫で、MVでは漫画「鬼滅の刃」にも魔除けとして出てくる藤の花にその仮面が掛かっていたり、スヒョンと共に空へ舞い上がっていったりするので、SNOWY manやdreamvader以上に物語の中で深い意味合いを持ったキャラだと考えられます。

更にはMV中に登場するポスターが既成のものではなくグループ名などが書かれたオリジナルで、メンバーのスタイリングもアルバム収録曲のタイトル名がプリントされたTシャツだったりと、一見すると見逃してしまいがちな細部までの作り込みからはMYSTIC STORYがBilllieにかける高い熱量を感じる事が出来ます。

Billlieというグループが持つ魅力は一つの枠に収まる事のない変幻自在のスタイル、そしてそれを昇華出来るスキルと姿勢にあると私は考えています。

イギリスの音楽総合サイト・NMEのインタビューでは「RING ma Bell」が「GingaMingaYo (the strange world)」から180度音楽性を変えたことについて、スヒョンはこう答えています。

私たちは挑戦的だったり大変だったりするのではなく、実験をしているので楽しいです。 私たちはこれらのさまざまなジャンルを試しているので、新しいことをもっと試して、ファンに見せる機会を得たいという衝動に駆られます。

そして同インタビューで「Billlieの代名詞となったこの実験的なサウンドを提示することについてどう思うか?」という問いに対するムンスアの答えが以下です。

Billlieとしての私たちの強みの一つは、どんなジャンルでも再現し、個性的なスタイルに出来る事だと思っています。 私たちはグループでこのプロセスを生きる事にとても興奮していて音楽を作りながらとても楽しんでいます。 私たちは次に何ができるかを常に考えて、常に挑戦に備えています。

スヒョンとムンスアが共に口にした言葉。それは「グループとして楽しむこと」でした。

MYSTIC STORYがBilllieを通して描き出す世界観と独自のスタイル、それを余す事なく体現出来る7人は間もなくデビューから1周年を迎え、2年目へと突入しようとしています。

この先、彼女たちがどのような進化を遂げてくのか。おそらく誰も想像出来ないでしょう。しかし我々は既にBilllieという特異なグループが魅せる素晴らしき世界の中にいる事は間違いありません。

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